拡大治療について
当院ではマイクロスコープやルーペを用いた精密拡大治療を行っております。以下では、実際の写真を見ていただき、ご説明いたします。
銀のつめものの下で虫歯になっていた症例
×3
3倍でもお口の中がよく見えます
×10
10倍になると1本の歯がよく見えます
左側の写真はお口の中を3倍に拡大した写真です。
肉眼では顔を近づけてよく見たくらいの状態です。
3倍ではお口の中の歯の数本が見えますが、一番奥の銀歯の虫歯はよく見えません。
しかし10倍に拡大すると、銀歯の下に隙間ができており、そのまわりが黒ずんでいるのがよく見えます。
歯と歯の間で虫歯になっていた症例
×3
黒い点がなんとなく見えます。
×10
中央で欠けているのが分かります。
歯と歯の間で初期の虫歯になってきているのが分かります。
通常肉眼では非常に見えにくい部分まで、拡大することによって詳しく見ることができます。
この方の実際の治療としては、レントゲン写真撮影を追加で行い、むし歯の進行を確認し、フッ素の局所塗布を行いつつ定期的な経過観察としました。 このように肉眼では気付けないような小さな異常を早期に発見できたことにより、むし歯の進行を未然に防ぐことができます。
白いつめものがきれいに詰まっていない症例
×3
白いつめものが入っています。
×10
歯茎に炎症を起こしています。
数年前に詰められたプラスチックのつめものがうまく詰められておらず、歯ぐきの上にのってしまっており、その部分に汚れが残ってしまうため歯ぐきに炎症を起こしてしまっています(右写真〇枠内右下)。
この方には不適合になっているつめものを取り除き、再度精密にプラスチックにより充填しました。
精密拡大治療により
精密拡大治療により、歯や歯ぐきの病気を早く発見することができ、小さいうちに必要な処置をすることにより、あなたの歯を守っていくことができます。また治療自体も精密にできるため、汚れが付きにくく、再治療のリスクを可能な限り減らすことができます