保険で白い歯

一昔前は、保険治療で・・・というと銀歯が主流でしたが、数年前から前歯以外の歯にも保険で白い歯を入れることができるのをご存じですか?

 

CAD/CAM冠と呼ばれるものですが、ハイブリッドセラミック(プラスチックとセラミックを混ぜ合わせた素材)のブロックを歯科用の3Dプリンターで削り出して作られるかぶせものが数年前に小臼歯(真ん中から数えて4番目5番目の歯)に保険で入れることができるようになりました。

その後、昨年、条件が限られますが6番目の下の歯にも保険適応となり、4月より上の歯にも入れることができるようになる予定です。

単色のブロックを削り出して作るという性質上、個々の歯に合わせてグラデーションの付けて作ることのできる保険適応外のセラミックと比べると、見た目の美しさには劣りますが、4番目5番目6番目の歯においては、金属の銀歯と白い歯では見た目の印象は変わってきますので審美性と費用を要求される場合はお勧めの素材です。

しかし残念ながらいいことばかりではありません。
欠点としては銀歯と違い、噛む力が強い方では 割れてしまったり、 たわむことにより外れてしまったりすることがあります。
外れただけの場合はとめなおしが可能なことがありますが、割れた場合は作り直しとなります。
そのため、ご自身の歯がほとんど残っておらず維持が取れない場合や、歯ぎしりやくいしばりなどの癖がある方にはあまりお勧めはできません。

 

個人的な意見としては、すべての方にお勧めできる!というわけではないですが白い歯を希望される方には選択肢の一つのなる素材だと思います。
気になる方は、かかりつけの歯医者さんにご相談されてみてはいかがかでしょうか。

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