新型コロナウイルス

新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県が国により緊急事態宣言が出され、また愛知・岐阜・三重・石川・北海道 などが独自の緊急事態宣言や緊急共同宣言をだしています。

 

また神奈川県医師会会長より、お願い。としてコメントが出されています。
https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus.pdf

新型コロナウイルスについて、正直言って、完全に防ぐ。というのは不可能に近いのではないかと思います。


個人的には一番の問題は、無症状の感染者がいて、本人は無症状であるにも関わらず、他人に感染させる可能性があるということだと思います。
可能性があるというのは、あるかもしれないしないかもしれない。新しいウイルスのためよく分かっていないということです。

当院では、医療機関として元々他の感染症への対策はもちろんとっています。
その上に、出来るだけ密着・密接・密集を避けるようにアポイントの調整等行っていますし、院内の換気、消毒等も行っています。

が、歯科治療時には口腔内で歯を削ったり、歯石を取ったりするわけなので、口腔内からの飛散というのは確実に起こります。
感染対策はとってはいますが、目に見えるものではない上に、こうすれば確実に防げるという手段も今のところないので、絶対に防げているのか?と問われると、実際のところは何とも言えません。

 

また、当院では今のところ自院で使用する分についてはなんとか不足していませんが、国内でマスクが不足しだした2月あたりより、医療関係者であってもマスク・グローブ・消毒液・ガーゼ・紙エプロン・滅菌バッグ・フェイスシールド・ガウン等は非常に手に入りにくくなっています。

ある有名医療用通販サイトでは、ずっとこうなっています。
今の状態があと数カ月続いたとしたら、多くの医院で、消毒しようにも消毒薬がないという状況が訪れる可能性もあると思っています。

また、医科では電話での診療や投薬の範囲が広げられるというニュースを見ましたが、歯科についても以前より電話による再診という項目はあるにはありますが、基本的に歯科治療においては薬を飲んでいただくだけで解決する病態は非常に少ないため、実際に口の中を見て治療しないとどうにもできない場合がほとんどです。

  

当院は医療機関であるため、今後も休業要請を受けるということはないと思います。
歯科医療を提供できる状態にある限りは、休業することはないでしょう。

不要不急の外出は控えるべきだと思いますし、自分自身も出来るだけ自分や家族の外出を控えていますが、 歯科治療を行うものの意見としては 歯や歯茎に痛みがあったり、治療の最中であったりする場合については、中断することはお勧めできません。

こちらでもできる限りは対策を行っていますが、医院に来られた後は手洗いうがいを行ったり、しっかりとした手洗いを行うまでは目や鼻や口などの粘膜や色々なものをみだりに触らないことをお勧めします。

 

 

    

37.5℃以上の発熱も、喉の痛みや咳、味覚異常などもなく、自覚症状が全くない保菌者いるとするなら、防ぐ方法は一切外に出ずに買い物にも行かず、必要なものはすべて通販等で済ませ、届いたものを消毒して使い、引きこもるという以外ないと思います。
小池都知事の言う通り、”stay home” です。
経済活動は死ぬでしょうが・・・。

私の住んでいる大阪では、現在非常事態宣言が出されており、本日より多くの施設に対して休業要請も出ています。
飲食店についてはどこもがらがらになっていますが、少なくとも昨日食料品を買いに近所のスーパーに出かけた感じでは、そこそこ混んでるなぁと、・・・これで終息するのかなぁというのが本音です。
自分と自分の家族を守る行動を心掛けることが一番だと思います。

保険で白い歯

一昔前は、保険治療で・・・というと銀歯が主流でしたが、数年前から前歯以外の歯にも保険で白い歯を入れることができるのをご存じですか?

 

CAD/CAM冠と呼ばれるものですが、ハイブリッドセラミック(プラスチックとセラミックを混ぜ合わせた素材)のブロックを歯科用の3Dプリンターで削り出して作られるかぶせものが数年前に小臼歯(真ん中から数えて4番目5番目の歯)に保険で入れることができるようになりました。

その後、昨年、条件が限られますが6番目の下の歯にも保険適応となり、4月より上の歯にも入れることができるようになる予定です。

単色のブロックを削り出して作るという性質上、個々の歯に合わせてグラデーションの付けて作ることのできる保険適応外のセラミックと比べると、見た目の美しさには劣りますが、4番目5番目6番目の歯においては、金属の銀歯と白い歯では見た目の印象は変わってきますので審美性と費用を要求される場合はお勧めの素材です。

しかし残念ながらいいことばかりではありません。
欠点としては銀歯と違い、噛む力が強い方では 割れてしまったり、 たわむことにより外れてしまったりすることがあります。
外れただけの場合はとめなおしが可能なことがありますが、割れた場合は作り直しとなります。
そのため、ご自身の歯がほとんど残っておらず維持が取れない場合や、歯ぎしりやくいしばりなどの癖がある方にはあまりお勧めはできません。

 

個人的な意見としては、すべての方にお勧めできる!というわけではないですが白い歯を希望される方には選択肢の一つのなる素材だと思います。
気になる方は、かかりつけの歯医者さんにご相談されてみてはいかがかでしょうか。