右上の4番目の歯(第一小臼歯)に違和感を感じて来院され、セラミックのかぶせものにされた方です。
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この歯は、10年以上前に根の治療をせずにかぶせものを入れたそうですが、その後神経の中が感染し、根の先に炎症を起こし膿の袋ができていたため、根管治療を行いました。
根の治療についてはこちらを参照してください。
根の治療が終われば、あとはかけている部分を作っていく処置になります。
治療の手順としては、まず土台の部分を作って歯の形を大まかに戻し、その後かぶせものを作るようになります。
この方はかぶせものにセラミックのかぶせものを選択されたため、土台の部分の処置からは自費治療となりました。
土台としては、自費のファイバーコアを使っています。当院では自費のファイバーコアシステムとしてi-TFCコアを用いています。
この歯の治療に関しては、大体週に1回来院していただいて、根の治療に3回、土台を作るのに2回、かぶせものを作るのに2回の計7回かかっています。
治療期間は2カ月弱でした。
余談ですが、実際患者さんに使っていただいていた仮歯です。
仮歯の境目が、技工士(歯を作る専門家)さんの書いた赤いラインときれいに一致しており、仮歯が模型にぴったりフィットしている=口の中の歯の状態と模型との間に誤差がなく、また仮歯の精度も高いことが分かります。