かかりつけ歯科機能強化型診療所に認定されました

 当院は、「かかりつけ歯科機能強化型診療所」に認定されました。
 「かかりつけ歯科機能強化型診療所(か強診)」とは、子どもから高齢者まで生涯にわたるむし歯や歯周病などの歯科の診療はもちろんのこと、医療・介護などの幅広い知識を持ち、地域医療を担う歯科医院のみ認定される制度です。

 か強診に認定されるには、
・ 人員体制が充実している
・ 訪問歯科診療、歯を長持ちさせる治療の実績がある
・ 地域医療機関と連携している
・ 緊急時に対応できる設備・器具が整備されている
・ 感染防止など衛生管理体制が整っている
など、様々な基準があり、全国の歯科医院の中で認定されている医院は、10%程度とされています。

 その中でも、当院のような小さな医院でこのような基準を満たしている医院はごく少数となっています。

 かつての歯科治療は、むし歯など歯の病気の治療が中心でしたが、現在ではみなさまの口腔機能を長期的に守っていくことが求められ、歯科だけにとどまらず、医科・福祉医療と連携し、ひとりひとりに寄り添った患者さまに合った治療やその後の健康を維持するためのメンテナンスが必要です。

 お住まいの地域の歯科医院を選ばれる時、「かかりつけ医機能強化型診療所(か強診)」である歯科医院のご選択は、生涯のお口の健康を維持し、豊かな人生を歩まれる1つのポイントになるかと思います。 

 当院は「かかりつけ医機能強化型診療所(か強診)」の認定医院として、施設の基準を満たすだけではなく、患者さまの歯やお口の機能を守るため、幼児期から高齢期までのライフステージに応じた治療や予防など、長期的な健康をサポートします
  お気軽にご相談ください。

戦友

歯科医になって4年目のときに、当時の先輩の影響で購入し、以来通常の診療でずっと使っている「サージテル」という拡大鏡です。

https://www.surgitel.jp/

ご自身の口の中を鏡で見ていただくとお分かりになると思いますが、口の中というものは暗く狭い空間です。
その中の歯は一番奥の大きな歯でも3cm×3cm程度です。さらに根の治療ではその中に入っている歯髄と呼ばれる神経を針金のような器具を使って除去します。その針金の先の太さは最小で8号(0.08mm)からあります。
神経の入り口部分は大きく開いてても数mmです。

根幹治療というのは30cm以上離れた場所から口の中をライトで照らし、数mmの入り口を見つけ出し、その中を掃除する作業です。

  

…はっきり言って見るのは大変です。

  

確かに、経験を積んでくると歯の解剖学的な形態は頭だけでなく体に染みつきますので、この歯の場合は神経がおおよそここにある!というのは分かります。

しかし、漠然と見えている状態で作業した状態と、クリアに見えている状態で作業した状態ではどちらがより良い結果を生むでしょうか?

  

原歯科医院は、みなさまにより良い治療を提供できるように日々心掛けております。