戦友

歯科医になって4年目のときに、当時の先輩の影響で購入し、以来通常の診療でずっと使っている「サージテル」という拡大鏡です。

https://www.surgitel.jp/

ご自身の口の中を鏡で見ていただくとお分かりになると思いますが、口の中というものは暗く狭い空間です。
その中の歯は一番奥の大きな歯でも3cm×3cm程度です。さらに根の治療ではその中に入っている歯髄と呼ばれる神経を針金のような器具を使って除去します。その針金の先の太さは最小で8号(0.08mm)からあります。
神経の入り口部分は大きく開いてても数mmです。

根幹治療というのは30cm以上離れた場所から口の中をライトで照らし、数mmの入り口を見つけ出し、その中を掃除する作業です。

  

…はっきり言って見るのは大変です。

  

確かに、経験を積んでくると歯の解剖学的な形態は頭だけでなく体に染みつきますので、この歯の場合は神経がおおよそここにある!というのは分かります。

しかし、漠然と見えている状態で作業した状態と、クリアに見えている状態で作業した状態ではどちらがより良い結果を生むでしょうか?

  

原歯科医院は、みなさまにより良い治療を提供できるように日々心掛けております。

いい歯医者

どの方もそうだと思いますが、どうせ通うならいい歯医者に通いたいと考えられると思います。

ところで「いい歯医者」とはどういう歯医者を指すのでしょうか?
それはあなたの優先することによって異なると思います 。

例えば、いつ行ってもみてくれることなのか、待ち時間が少ないことなのか、腕がいいことなのか、日曜日等でもみてくれることなのか、などです。

 

今回は、私がおすすめする歯医者・おすすめしない歯医者についてお話ししたいと思います。

 

1つとしては、歯の予後(治療後何の問題もなく過ごせる期間)がいいことを一番に考えるのであれば、せわしなく働いている歯医者は避けるべきだと思います。

なぜなら、あなたを治療している先生も人間だからです。忙しく時間に追われている状態ではその先生にとっての100%で治療してくれているとは言いにくいでしょう。

 

また、出来たばかりの歯医者も同じようにあまりお勧めはできません。

なぜなら、歯科医院を作るのには多くのお金が必要です。一般的にテナント開業で3000万、土地込みで1億かかると言われています。その先生はどうしてもお金に追われることが多くなるため診療外のことに時間を割かれがちです。

 

また、一般の方に理解できる説明をしない歯医者もお勧めできません。


何の治療をされているか分からないまま長期間通っている患者さんがまれに転院して来られます。技術的な話は置いといて、どうかと思うこともあります。

 

では、ネットの口コミはどうでしょうか。

一つの意見として参考にするのはいいと思いますが、鵜呑みにするのはあまりお勧めできません。残念ながらサクラもいますし、大手の歯医者予約サイトと口コミサイトの母体は一緒です。それ以上は言いませんが。

   

歯医者選びの方法としてお勧めするのは、実際に行ってみることだと思います。治療にかかられる場合、多くは複数回の治療となるため、通いやすい場所の歯医者に行ってみるといいでしょう。

 

今や歯医者はコンビニより多いと言われます。実際はコンビニより少なかった時期は一時もないのですが、近くの歯医者を調べるだけでも複数軒見つかることでしょう。「ここは合わないな」と感じたら転院することも一つだと考えます。

全国に歯科医院は現在7万軒近くあるそうです。大阪には5000軒あります。

あなたに合った歯医者は必ず見つかると思います。

 

原歯科医院は、みなさまに「ここに来てよかった。」と思っていただけるような歯医者を日々目指しております。